新規事業開発支援コンサルティング

市場をどのように捉え、どういったビジネスモデルを仕掛けるのか。新規事業を成功させるためには、多面的な視点による戦略、仕掛けが重要です。高収益企業で培った希少でかつ豊富な実務経験を活かし、「何をする(What)」だけではなく、「どうやってする(How to)」という具体的なアドバイスを行っていきます。

COLUMN コラム

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どの市場ドメインのどういった参入余地を狙うのか

 
・成長市場=参入余地とは限りません。世の中で成長市場と呼ばれる市場には様々な企業が参入してくるため、すぐに競合過多のレッドオーシャン状態になってしまいます。そういった成長市場で勝つためには、製品・サービス、チャネル、プロモーション、価格といったマーケティングの4Pの視点で徹底的に差異化する必要があります。そのためには、ターゲット顧客が持っている「潜在ニーズ」をいかに捉えるかが鍵となります。
 
・一方、レッドオーシャン化しやすい成長市場にこだわらなければ、戦略も大きく変わってきます。社会環境の変化から生まれる新しい市場をいち早く捉えることで、ブルーオーシャン状態の創出と、先行者利益の確保、市場内における新しいニーズの収集による迅速な製品・サービス展開といった戦略による勝つ筋も見えてきます。
 
 
 

「サービタイゼーション」で「ソリューションの構図」を仕掛ける

 
・「モノ」+「コト」を軸にした「サービタイゼーション」の概念が重要となってきています。製造業であれば、単にモノを販売するだけではなく、ソリューション提案、カスタマイズサービスといった「コト」の要素を組み入れていく必要があります。
 
・顧客の課題をどう解決するか。設計、開発、製造、販売、アフターサービスといった自社のバリューチェーンの中においても、どの段階に「ビジネスモデルの仕掛け」を入れるかが重要です。直販のチャネルを有している企業であれば、販売部門に高度なソリューション提案の仕掛けを入れることも可能でしょう。外注も含めた製造、物流に強みがある企業であれば、マス・カスタマイゼーションの仕掛けで、顧客ニーズへの対応力向上と利益率改善の両方を練ることも可能でしょう。
 
・パフォーマンスベースのような、製品が持っている機能を提供するような(自動車の移動する手段という部分だけを利用したシェアカーのような)ビジネスが想定される場合は、シェアリングエコノミーを活かしたビジネスモデル、あるいは、サブスクリプションの要素を盛り込んだビジネスモデルの構築が想定されます。これから参入する市場特性と顧客ニーズを俯瞰し、ビジネスモデルを設計していきます。
 
 
 

「機能」「仕様」だけではなく、「提供価値ベース」で考える

 
・提供価値をどう捉えるかでビジネスモデルの設計は変わってきます。例えば、B2B向けの顕微鏡を作る場合、「より高精細に見たい」「すぐに見たい」「必要な時だけ使いたい」という3つのニーズがあるとします。最初のニーズの提供価値は「見えないものが見えるようになること」であり、この場合は、いかに高精細な顕微鏡を提供できるかがビジネスモデルを考える上では必須です。2番目のニーズの提供価値は「時短」になります。小型で簡単なユーザーインターフェイスを搭載しているため、自分の手元において誰でも簡単に使える機器という開発方向性が重要となります。
最後のニーズは「一時利用」が提供価値となります。この場合は、時間貸しに対応する課金システム、頻繁な輸送に耐える構造、迅速に配達できるロジスティクスの構築といったビジネスモデルを構築していかなければなりません。このように、「提供価値」をどう捉えるかで、構築するビジネスモデルは大きく変わり、ブルーオーシャン状態の作り方も変わってくるのです。
 

新規事業開発支援コンサルティングの進め方